飯田線の旅 一日目

青春18きっぷの季節の恒例、だいたい一泊二日ぐらいで計画する

針鉄の旅です。

今回は長い路線、飯田線に乗って来ました。


自宅最寄り駅から東京駅へ。

そこからはひたすらひたすら、東海道線を西へ行きます。

まず、沼津行きだったのでそこまではグリーン車で。





沼津と静岡と浜松とで乗り継ぎ、豊橋に到着。

豊橋まで行くのに各駅停車だなんて....と旦那さんには絶句されましたが

いいんです!それが18きっぷなんですから!


で、豊橋からが飯田線です。

まずは、飯田線豊橋駅の車止め!




最初の目的地は、豊川です。

豊川稲荷に行きました。

平日だからだと思うのですが、人があんまりいないんですよねぇ。

お土産物屋さんや商店街も、定休日なんだか、つぶれちゃったんだか

よくわかんないような雰囲気です。


でも、豊川稲荷は立派でした〜。

ここには参拝客もけっこういました。

本殿の柱や床や欄干に使われている樹の樹齢がすんごいんだな〜と

あまりの立派さにびっくりしました。





しっかし、暑いんですよ。

雲がくっきりもっくもくで、青空しっかり、太陽ギラギラ。

暑くてへろへろなので、お昼ご飯に。

豊川稲荷の正面にあるお蕎麦屋さんできしめんと稲荷鮨のセット。

稲荷鮨は五目でした。見た目が濃い色をしているのでドキドキしたけど

あんがいさっぱりした味で、いやぁな化学的な味がしなくて

揚げも折り返さずご飯の分量で切ってあります。

だからご飯と揚げのバランスがどこでも同じで美味しかった。

私、お稲荷さんの、油揚げを折り返した部分がいまいちなんですよね。

なんか、そこだけ油揚げばかりになっちゃうんだもん。

だからここのは良かったな〜。

なので、折り詰めのお土産も購入。

これは、明日の朝ご飯にするつもりです。





で、ちょっと町をふらふらしてやっぱり暑いので駅に戻ったら

豊川駅の売店で、こんなものを発見!!!

こんなの初めて見た!!

クッピーラムネのわらび餅!180円!

売店のおばちゃんに「美味しいの?」と聞いたら

「美味しいのよ!冷やして食べてね。売店でも冷えたの売ってるけど、食べる?」

と言われたんだけど電車の時間があったので、冷えてないのを購入。

売店のおばちゃんは「私は朝よく食べるわよ。

わらび餅にもラムネ味がついているからそのままがさっぱりしていて美味しいの。

ラムネの粉をかけるとさらに味が濃くなってお菓子っぽくなるわよ。

良かったら半分そのままで食べて、残りの半分に粉をかけて両方試してみてね」

と教えてくれました。大絶賛でした。

お土産にいくつか買おうかと思ったのですが

ちょっと重たいのとまだ旅が始まったばかりだしと、

自分の分だけ購入したのですが、

このあと、どこでも発見できませんでした。

名古屋の方面に行くとあるのかな〜と思います。

ただ、楽天やアマゾンで通販もしているようなので

気になった人は、お試しあれ。

食べた感想はそのうち書くかも。





さてさて、豊川から飯田線に再び乗って辰野方面へ向かいます。

飯田線はなにせ長いのでいつもみたいに乗って降りてを繰り返し

たくさんの駅に降りるというのも難しいです。


というのも、私は電車が好きです。

でも、ただ電車に乗り倒すのが好きなわけじゃないんです。

電車に乗ってその路線の沿線にある観光地や食べ物やあれば温泉も含めて

その路線に出かけたいのです。

だから一日にどれだけ多くの路線に乗るか、とか

路線図をガンガン塗りつぶして行くぜ、なんて言うのに興味はないのです。





でも、無人駅は大好きなのです。

だから、観光以外にも、ひとつは無人駅に降りて、味わいたいのです。

というわけで飯田線で選んだ無人駅は、秘境駅で有名な小和田。

本当は水窪にしようと思っていたんだけど、色々考えて

やっぱり小和田に降りておくべきだろうと思いました。





いや、本当に、な〜〜〜〜〜〜にもないっす。

真っ直ぐホームで、その前後はトンネルです。

目の前は山で、後ろは川です。

どこにも人が住んでいる気配はないです。

わかっていたけど、すごいな。

でも、18きっぷの季節なので、もう一人降りたし、

途中から一人どこかから現れた。





駅舎もレトロとか渋いとかではなく、かなり放置気味です。

古くても掃除や手入れがされていれば味になるけど

ここはどうやらそういう手を入れる人もいなさそうです。

でもその自然な感じも良かったです。





愛知、静岡、長野の三県の県境駅なんですね〜





見上げると、夏の最後っぺみたいな青空が暮れようとしてました。





相変わらず、無人駅でぼーっとして、周りの景色を眺めながら

周りの音を聞いてました。

特急が通過すると、線路際にある草の綿毛がぶわ〜〜っと舞い上がり

太陽の光が反射して、キラキラとふわふわで埋め尽くされました。

呼吸をするとその綿毛を吸い込んでしまいそうなぐらい。


1時間以上堪能して、再び列車に乗り、今日の宿がある平岡駅へ。

平岡駅は駅舎が宿になっているんです。

ふれあいステーション龍泉閣です。

部屋の窓からはこんな景色(笑)。





持ってきている温泉ですが、温泉です。

というよりもデカイ風呂は気持ちがいいのだ!

しかも、私一人で貸し切り状態のお風呂でした。

さらに、食堂があって、そこでも私一人。

ビールでお疲れさま〜でした。





ビール飲みながら眺めていた天気予報では、

明日はとにかくどこもかしこも雨、という予報。

あぁ、明日も今日みたいな雲が浮かんでいて欲しかったんだけどなぁ。

雨女なんで、仕方ないかと、早寝しました。