城下町をぶらぶら
休日を利用して、前々から行きたかった佐倉市立美術館に行ってきました。
佐倉市は近いのですが、いつも風車のある広場の向日葵か秋桜を見に行くぐらいで、しかも車なので特に寄り道もしたことなかったんだけど、展示が見たかったのと、建物も見たかったのです。
駅を降りてちょっとびっくり。
田舎っぽいといえばそうなんだけど、でも城下町の面影があります。
今の家がある新興住宅地とは雲泥の差。
道幅や道路の作り、街の作りに歴史の存在を感じます。
美味しそうなレストランやカフェなどもあり、羨ましい。
美術館に向かってぶらぶらしていると
小さなギャラリーでステンドグラスの展示をやっていたので
入ってみました。
展示も素敵でしたが、ギャラリーの窓の内側に面格子が!
面格子ファンクラブの会員としては、見逃せません。
しかも、泡模様。いい感じの経年感。
こういうギャラリーがあり、地元や近隣の作家さんが展示するのもいいなぁ。
繰り返しますが、今の家のある新興住宅地にはこういうのないんだよねぇ。
佐倉市立美術館の正面です。
旧川崎銀行の建物で、建築家は矢部又吉です。
この人は、旧川崎銀行をたくさん造っているんですね。
その矢部又吉の建築を振り返る展示だったのです。
建物好きとしては、外せませんよね。
千葉市美術館も同じ旧川崎銀行の建物を残しつつ見せてました。
同じ矢部又吉が手がけています。
この佐倉市立美術館の正面を入ったところ、
銀行のロビーだった場所には天井から大きなシャンデリアがあったそうですが
東日本大震災で落下してしまったそう。
そのシャンデリアのパーツを綺麗にしてサンキャッチャーのようにして販売していたので、自分用とガラスが大好きな友達のお土産に購入しました。
で、美術館の建物に入るとモダンな床と階段。
少しだけ時代が回って、古いよりもレトロモダンなものになった感じです。
ロビーには日差しが差し込み明るかったです。
ここで針穴したけど、どんな風に撮れているか、楽しみです。
上から見下ろした階段とロビー。
パターンタイルの床がいいですね〜。
その明るいロビーにはカフェがあります。
適当なカフェなのかと思ったら、なかなか美味しいです。
カフェには入館料なしで利用できるので、近所にあったら結構来ちゃうだろうなぁ。
いいなぁ、こういう場所。
この日は、空き缶カメラ以外に、デジタルのピンホールを。
がっつり撮りたい訳でなく、歩くのが目的なので
手軽なデジタルを持ち出しました。
食べたのは、カレー風味のチキンサラダのサンドイッチ。
お茶も美味しかったです。
京成線の駅の近くのレストランやカフェも気になるな〜。
佐倉の散策にはまた来ようと思いました。
で、佐倉市というと、最近ちょっとだけ話題なのは、この道。
ちょっとした京都っぽいところがいいのか、
竹藪が珍しいのか。
近くには武家屋敷があり、この道を武士が行き来していたのかと想像すると
風に揺れる竹やぶの葉の音、竹同士がぶつかってカラカラとした立てる音に時代劇の世界を感じられます。
ここは、マジな針穴カメラを持って、再訪したいですね。
暗いのでフィルム感度は高めを持ってくるのが良さそうです。
春よりも、冬のいいお天気な時を狙うのが、光としては私は好きかも。
京成線の駅からJRの駅に向かって散策したのですが、断然京成線周辺の方が楽しそうです。JRの駅周辺は、普通でした。絶対に近いうちに再訪しようと思います。