甘木鉄道に乗って


そういえば、前の晩打ち上げしていた居酒屋さんで

帰る時に時間を見たら23:54だった。

そういえば、今日でアナログ放送最後じゃない?ってことになり

その居酒屋さんにはアナログテレビがあったので

みんなで何が起きるか見ることにした。

午前0時にザーっと砂嵐になった。

その前に、コールサインを放送する局がいくつかあった。

でも、知らない土地の知らないテレビ局でちょっと残念。


昔、テレビが終わるところを見るのが好きだった。

(そんだけ夜更かし大好きってことですが)

砂嵐の前に、各局のコールサインを見るのが好きで

NHKの日の丸と君が代とか、NTVの鳩とか。

でももう最近は24時間放送が続いていることが多く

あんまり目にすることができなくて残念だったな。

今回、東京にいたら久しぶりのそのコールサインを見られたのだろうか?






さて、久留米最終日。

空模様はどん寄り気味。

飛行機までの時間はたっぷりとは言えない。

朝寝坊もちょっとしちゃった。

とりあえず、寝る前に考えていた甘木鉄道に乗ることにした。

西鉄小郡駅でちょっと歩いて甘木鉄道に乗り換える。

小さな無人駅はホーム1つに、線路1本。

ホームの前に線路があってその線路の脇に駅名板。

その向こうは高速道路で、バンバン車が走ってる音がする。





まるで、江戸川や多摩川の堤の上に線路があるかのような風景。





当然、いつものように走行中の車内から線路を針穴。





あっという間に、基山駅に到着。

さぁ、車止め〜と思ったら、遠いよ〜〜〜(涙)。





あ、そうそう。甘木鉄道はこんな車両でした。

乗り心地はかなり滑らかで、

もうちょっとがたがたごとごとする方が、私好みではあります。





同じので折り返して、甘木駅へ。

すいません、iPhoneで水平とるのへたくそなんです。





その甘木駅の車止めは脇の駐車場から近付けました。

すぐ後ろに民家があって、いい感じ〜





さて、甘木鉄道の他の駅に降りてみるか、

それともどこかで町をふらふらするかと

甘木駅の中で考えていたら、ポスターが目にとまりました。

三連水車

あ、これ、テレビで見たことある。

勝手に鹿児島の方にあるのかと思ってた。

こんなところにあるのか〜。


駅の人に行き方を聞くと

徒歩とバスで結構かかる。

でもとにかく行ってみたい。

駅前に停まっているタクシーと交渉して行ってきました。






田んぼ越しに〜。





水車はがたんごとんと規則正しい音を立てて回ります。

水がザバー、ザバーと音を立てています。

見た目は涼しそうなんだけど、案外涼しくないな(苦笑)。





平日という事もあってほとんど人がいない。





とにかく暑いのよ。

ホントに暑くてなるべく水のそばにいたい。





三連だけじゃなく、二連も二つ見て、ぼんやりしてたら

遠くから雷の音がしてきました。

まだ遠いなと思っていたら、あっという間にぽつぽつと。

やられました。雨女健在!

三連近くにある茶店でラムネを飲みながら雨宿り。

その店のおばあちゃんが「すぐやむと思うよ〜」と。





その言葉通り、15分ぐらいでやんだ。

んで、まだちょっと時間があったのでふらふらする。





水車のところにいられたのは2時間ぐらいだったけど

行って良かったです。

広い空と田んぼが気持ち良かった。

水車が回る音が耳に残ってます。


タクシーで甘木駅に戻って、甘木鉄道基山駅へ。

基山からJRで博多に出て、地下鉄で空港へ。


帰りは空にたくさんいろんな雲が出てて飽きなかった。





羽田空港に着くころに夕焼けが始まりました。

ただいま、東京。





ちょっとずつですが今回久々に旅の空の下で電車に乗れてよかった。

鉄分補給!

なんにも考えず、ただぼーっと電車に揺られながら

窓枠に肘を置いて、流れる景色を見ている時間が

本当に好きです。

考えてても考えてなくても電車はどこかに連れて行ってくれる。

この心地良さがたまらんです。

最後の博多に行く電車の行き先表示が「門司港」で、

あぁ、このまま乗って行けば門司港に行けるのか〜と

なんて魅惑的な言葉だろうかとグラグラしましたよ。

小倉、門司港、鹿児島、日田、大分、こんな言葉が

日常使う電車に表示されたら、たまんないっすよね〜(笑)。

しかし、ホントにJR九州はかっこいいっすよ〜。

車両の細部までかっこいい。

私は車両などには詳しくないが、かっこいいしかわってるのはわかる。

いいよなぁ、JR九州

ホント、九州、あちこち行きたいなぁ。