三社祭なのである



この週末は三社祭なのである。
三社祭は私にとっていろんな意味で、
重要で、楽しく、そして、つらい。
祭り支度をしながら、
浅草へ向かう途中、
御神輿をかつぎながら、
いろんなことを考え、感じ、
そしてまた、考える。
別次元というか、異世界との接点でもあり
それもまた、心の負担でもあり、
小さな喜びでもある。
そしてまた、考える。
様々な時が目の前に現れ、消えて、流れる。
その時の風景や情景が、
走馬燈のように脈略もなく流れていく。
そしてまた、考える。
今私が立っている場所は、
必然なのだ。
決して、偶然の産物ではないのだ。
何か意味があって、ここにいるのだ。
理想とは違うかもしれないが、
自分が心の中でどこかで
望んだことなのかもしれない。
それもまた、真理なんだろう。
灯の入った御神輿をかつぎながら、
揺れる鳳凰を見ながら、
そしてまた考える。