8×10(六切り)カメラを作った

連休を利用して、何をするかというと、

新しい針穴カメラを作りました。

 

今年の日本針穴写真協会の会員展と同じ会期で隣の会場で

東京8x10倶楽部の会員展が開催されるのです。

というわけで、8x10倶楽部に敬意を表して、8x10で撮ろうじゃないか

と思ったわけです。

とはいえ、フィルムの8x10は高いんですよ。

それにこっちは針穴なので、やっぱり印画紙で撮ろうかなと。

印画紙だと六切りサイズですね。

 

よーし!印画紙六切りで撮るぞ!おー!

 

カメラは、黒いプラスチックダンボールで作ります。

これが軽いし、切ったり貼ったりの加工も楽。

そして、遮光性も良いのです。

フィルムでは被ってしまいそうですが、印画紙ならまぁ、大丈夫。

 

 

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そんなこんなで、できたのが、こちら。

狭いダークバッグの中でもでかい印画紙の取り回しがやりやすいように

出し入れする開口部は小さめにした。

最後に蓋にはパーマセルテープでぐるっと巻けばOKです。

角とかもパーマセルテープで補強しまくり。

本当にパーマセルテープは便利です。

 

 

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シャッターは、スライドシャッターをポリプロピレンで作りました。

私のHOLGAを改造したやつもポリプロピレンでスライドシャッターを作ってます。

これが撮りやすいし、加工も楽です。

 

 

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三脚穴は、カメラを三脚に2台並べて設置するときに使う棒を

ゴムで止めた。

カメラは軽いのでこんなもんで大丈夫かな。

 

 

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(追記)

5日に外に持ち出して試し撮りした。

このカメラで何を撮るか、すでに明確に決まってます。

それは外ではないので、こんなぴーかん太陽の下で撮ることも

風が吹くこともないんですけど、

とりあえず試し撮りなので、太陽の光が被らないかのチェック。

ところが!

強風ですよ。

軽いという利点が最悪に変わる(笑)

風でグラグラ揺れるし、本体もブルブルしてるし。

これ現像しても、試し撮りにならんだろ〜(苦笑)

ま、光が被っているかはわかるかな。

あと、画角がなんとなくわかるね。

 

 

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結局、家の中でもう一枚試し撮りしておいた。

現像は、週末にできたらいいな。

 

ふふふ。

これでどんな作品を撮るのかは、内緒。

とにかく、今までの私の作品とは違う路線だ。

いろいろ仕込みがあります。

計算と、想像と、経験値を総動員して、なおかつプロの技術の手を借りて

がっつり3ヶ月かけて作り上げる予定。

まー、想像通りできるかどうかは、やってみないとわかんない。

うまくいったら、会員展に出品します。