田所美惠子さんの写真展へ

まったく写真に興味もない旦那さんですら、富士フイルムのモノクロフィルムと印画紙の終了は知っている。

これは、ニュースとしてデカイということだ。

で、あー、もうフィルムはないのね、という間違った風評被害が広がっていくことの兆しなのかもしれない。

別にアクロスじゃなくても、モノクロフィルムはまだまだあるよ。

印画紙だって、他のメーカーであるのさ。

 

そのアクロスを使い続けてる田所美惠子さんの写真展初日に行ってきた。

神田明神のすぐそばにある、ギャラリーバウハウスは、好きなギャラリー。

土砂降りだった雨上がりで、コンクリート打ちっ放しのひんやりした湿度と、田所さんの針穴写真が静謐を醸し出していた。

 

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田所さんは、日本の針穴写真の第一人者。

でも、針穴写真だからとか、ピンホール写真だからとかではなく、純粋に心からいい写真なのです。

静かで寡黙で、でも圧倒的な凄みもあります。

丁寧に時間をかけて被写体と写真を撮ることに向き合って、さらに丁寧に焼いてるのが滲み出てきます。

6月くらいまでやってるはずなので、ギャラリーの休廊日に気をつけて足を運んでみてください。

 

さて、明日は世界ピンホール写真デーです。

毎年4月の最終日曜日に、ピンホール写真を撮るだけの、イベントです。

日本針穴写真協会では、昭和記念公園で撮影会を行います。

針穴カメラを持っていれば誰でも参加できますので、興味のある人はぜひご参加ください。

特に撮影指導とかありませんので、ご注意ください。