江差線に乗る

さぁ、今日は江差線に乗ります。

起きたら雨混じりの雪のような雨。

ホテルの外に出たら路面がツルンツルン!

目の前の駅に行くまでに何回転びそうになったことか。

駅の売店で靴底に装着する滑り止めを購入。

売店の人に「こんな天気じゃ地元民だって滑るわよ」って言われた。

さぁ、函館駅の車止めですよ!





まだ薄暗いホームに待ってる江差線





窓ガラスは二重になってる!





途中、雨になったり吹雪になったり。

海が見えて、木々の中に入って、木古内を過ぎたら雪の量が半端なく増えた!

そうして到着したのが、江差駅

の、車止め!





この駅は有人駅で、駅員さんに相談した。

今日の天気で無人駅にひとりで一時間ちょっといるのはどうかな?って。

やめた方がいいって強く言われた。

それで途中降りる駅を変更して、計画を組み直す。

天気予報でもとにかく大荒れと言ってたので、無理はしない。

とにかく冬の無人駅は無理しないこと。

てなわけで、江差の駅から外に出てみた。





駅から坂道を下った先に海が見えた。

行ってみようと考えて歩き出したんだけど、

路面がツルツルで物凄い風で、

歩いてなくても風にどんどん押されるの。

坂道は見るとかなり急な坂で、こりゃ無理だと諦めた。





折り返しの列車に乗って木古内で次を待つ。

木古内北海道新幹線の駅になるので

駅舎の工事をガンガンしてた。

けど、この写真は工事が見えないとこ(笑)。





江差線唯一の途中下車駅に選んだのは、泉沢駅。

ここは、委託員の方がいるのでストーブがあるのです。

それと海がすぐ近くなのでこの駅にした。

おじさんに挨拶したら不思議そうな顔をされた。

こんな時間に降りる人なんていないのかも。





泉沢駅の前の道路を渡ると、すぐ海。

このときは雨も雪もやんで、ちょっと太陽が見えた。

風も江差よりは弱い。

海岸に雪が積もってる風景って新鮮だな。





それにしても、積雪がすごいな〜

豪雪地帯ではないけど、こんな雪景色そうそう見られない。





てなわけで、ダンボーも雪に埋まってみた。





こんな雪なのに、外で飼われているワンコ。

小屋には毛布とかたくさん入っていたけど、

外にいて、元々そういう顔なのか、寒さなのか

眉間にぎゅーっとしわを寄せていて、

座っているのにお尻は地面に着けてなくて、

前足の片方は必ず上に上げてた。

たぶん、寒いんだろうな〜。

雪やこんこんの歌詞で犬は庭を駆け回るってあるけど

ウチのワンコも雪の日は別に嬉しそうじゃないけどね。





駅の周りブラブラして、海辺をふらふらして、

寒〜っと駅に戻ったら、委託員さんが帰っちゃってた!

当然、ストーブも消えてた!がーん!

でも、何となく駅舎の中に

ストーブで温められた空気が残っていてそれで凌いだよ。

手入れがされていて気持ちのいい駅だった。





ホームから見えたのは「心に残る良い旅を」。





ほぼ時間通りにやって来た列車に乗って、函館へ。

函館の車止め、もう一回。





天気予報をチェックしたら、明日以降はもっとお天気が悪そう。

なので、函館山に行くことに決めた。

今回、函館に行くと言うと行ったことある人は誰もが

バカにしないで騙されたと思って函館山だけは絶対に行きなね!

と言われていたのです。

ロープウェイの上空にものすごい数のカラス!





夜景になる前の展望台から。

また吹雪いて来て、露光時間を計ったら40分と出た。

とりあえず三脚を立てて、夜景になっていくのを眺める。





いや、寒いのなんの!

周りの人はサーッと来て、ちゃっちゃと写真を数枚撮って、

パーッと帰ってしまう。

そりゃもう早業。だって、寒いもんね。

期待していた夕焼けなんて全く見えなくて、

ほんのりとも空は染まらなかったけれど、

吹雪のけぶった中から見える夜景もきれいでしたよ。





で、この日、やっとまともなご飯は夕食。

朝は、前日買っておいたコンビニ。

昼は同じくコンビニで買っておいたおにぎりと菓子パン。

だって、どこにも食べ物屋さんなんてないんだもん。


そんなわけで、選んだのは、うに むらかみ





北海道限定のビールと、みょうばんを使わない、生の雲丹。

ホタテやイカのお刺身と、ここの雲丹の佃煮のおにぎり。

美味しかった〜〜。

雲丹の佃煮はお土産にして自宅に送りました。


しかしですね、ここに辿り着くまで、風がすごくて

降り積もった粉雪が地面から舞う。

上からも粉雪、地面からも粉雪で、人なんて全然歩いてなくて

真夜中かと思うほど閑散としてんだよね、駅前なのに。

まぁ、こんな天気の中歩くのは、観光客だけか。


美味しいものをようやく食べて、

ホッとしてホテルの温泉であったまって

けっこう、早寝してしまいました。