針鉄の旅 大湊へ

久しぶりの針鉄の旅、遠出です。

私、盲腸線が好きなんです。

そんなわけで、今回は盲腸線を2路線、いってみよ!


まずは東京駅の東北新幹線の車止め!





往路は、東北新幹線はやてです。

間近で見るとこの鼻の部分がえらく長いです。

で、ホームからひょいと座ってしまいたくなります。

子供なら、滑り台にしたくなるかも。





旅のお伴はもちろんダンボー





八戸で降りて、青い森鉄道に乗り換えです。





青い森鉄道もいつか完乗したいな〜





降りたのは、野辺地。


野辺地をひらがなで書くと、へのへのもへじみたい。





日本最古の鉄道防雪林だそうです。

昔は、南部縦貫鉄道がここから出ていたんだよねぇ。

乗ってみたかったな〜、南部縦貫鉄道

今でもイベントはやっているんですよねぇ。





野辺地からは、リゾートあすなろです。

本当は、各駅停車に乗りたかったのですが、何せ本数がないので

こんな豪華な電車に乗っちゃいます。





さすがに窓が広いです。





座席も豪華で、ゆったり〜。





運転席の後ろの部分には、窓を向いて座れるベンチみたいなのがあったり

運転席の後ろに座っていられるベンチもありました。

通路の天井部分にはモニターがあって、

ずっと運転席から見えている映像が流れていました。

でもとにかく、まっすぐまっすぐで本当にまっすぐが長い路線だな〜と

思ったのが印象的です。


途中、沿線からの撮影スポット辺りからは海が見えます!

何故か電車に乗っていて海が見えると「海だ!」と言ってしまう。

そして、頭の中には加山雄三の♪〜う〜みよ〜、おれのう〜みよ〜

ってのがエンドレスで流れだすのです。

別に加山雄三が好きなわけでもなんでもないのに(苦笑)。







終点の大湊駅は、てっぺんの終着駅。





お約束の大湊の車止め!





今回は、翌日始発に乗るために、駅に近い宿を選択!

そのホテルの部屋の窓からも車止めが見えた!(笑)






なんと!ホテルの横には大好きな腕木式信号機が!

平成10年まで稼働していたそうです。





大湊でなにしようかな〜と考えて探していた時に見つけたのが、

水源地公園(大湊第一水源地堰堤)日本最古のアーチ式ダム


バスがあるんだけど時間が合わなかったので、まずはタクシーで水源地公園へ。

すんごく、かわいらしい!!





この公園はとっても広いんですね。

林の中って感じで、風が気持ち良くて

鶯の鳴き声と、カナカナカナ〜って鳴く蝉の声に

ずっと柔らかく包まれていたのです。






タッチの差で開館時間が過ぎてしまった北洋館

ダムと同じころに作られた洋館です。

玄関周りがすてきそうでした。





そして、駅までバスに乗る。

とりあえず、ホテルの近くで海辺に出ようかと考えていたんだけど

駅にちょうど各駅停車がいた!

衝動的に飛び乗る。





ディーゼルの音が好き。

ディーゼルの揺れが好き。

窓が開かないのが残念。



そして、慌てて時刻表を見て下り電車を捕まえられそうな駅で降りる。

無人駅、大好き。


こういう無人駅でホームに座って、線路の上に足をぶらぶらさせながら

な〜んにもしないでボーっとしているのが大好きだ。

風が渡る音、風に揺れる葉音、空気が動く感じ、

いろんな種類の鳥や、たくさんの蝉の声。

トンボが草に止まるカサっという音、

遠くで車の通過音が聞こえたり、

どこかから人の話し声が聞こえたり、

海辺なら波の音がしたり、

太陽の温度を感じたり。

そうやってその場所の一部に自分がなるのがすごく好き。


そのうち、足元の線路が小さな音で鳴り始める。

規則正しい、カタンコトンという音。

だんだん近づいてきて、遠くに列車の姿が小さく見える。

この線路を伝わってくる音を聴くのも大好きだ。



無人駅に降りて列車の姿が見えなくなっても

線路からは小さく、カタンコトンという音が聞こえている。

その音が聞こえなくなって、一瞬シーンとした静寂あり

その後に、その周辺の自然の音が一斉に蘇る、あの瞬間も好き。





やってきた大湊行きの列車に乗って、大湊へ。


ホームからも見えた海へ。





夕暮れ空は、山側でした。





空が夕暮れて来た頃から、町のあちこちから

大湊ねぶたの練習する音がする。

ドーンドーンという大きな大きな太鼓の音が

町のあちこちから聞こえてあちこちに反響してる。

お囃子の音もするし、子供たちの掛け声のようなのも。


こういう、お祭りの準備に町が包まれているのっていいよねぇ。



最後はお約束のビール!

知らない町で居酒屋に一人で入ってビールが飲めるようになっている

自分に自分で驚きつつも、ビール、うまっ!