蟹で誕生日会

先月末が誕生日だった友達と

ちょっと遅ればせながらの誕生日会を兼ねて、蟹を食べてきました。

蟹を食べると無口になると言いますが、

私たちは何故か凄い隅々までほじりながら

いつもと同じペースで話をすることができるのです。

こんなに同じように話してしっかり蟹を食べられる人は

お互いにいないので、ここ数年、彼女との食事は毎回、蟹なんです(笑)。


普段はスーパードライは選ばないのだけど、

エキストラコールドは冷たさが気持ちいいですね。

まずは、乾杯。



誕生日はいくつになってもお祝いしないとね。



今回の誕生日会、いつもと違うのは、彼女が就活中だってこと。

今までに何回も転職してきた彼女ですが、

今回は会社の早期退職者を受け入れざるを得ないことになり、

泣く泣くの就活です。

今までの転職は自ら辞表を出し、

ステップアップの転職だったのだけど、

会社が立ち行かなくなって、というのは初めて。

会社もすぐには倒産はしないだろうけど、

社員を半分にしたので、残ってもいつまでもつか不透明だし、

当然業務は増えるし、給料の保障も怪しいし。

そんなわけで早期退職者を選択したのです。


キャリアも確実に積み上げてきているし、

資格もキャリアに裏付けされたものを持っているので、

仕事する人としては申し分ないのですが、年齢という大きな壁が存在するのです。


私のひとつ上だからあんまり認めたくはないけど、

40歳を過ぎると就職はものすごく大変だ。

人柄を見る前に書類上の生年月日でダメになる。

なんか理不尽だよなぁ。

会社側にはいろいろ理屈もあるだろうけど、特に女性には年齢が厳しいです。

これはどんなにあがいても、そういう現実がしっかりと横たわっているのは事実。

どんなに男女雇用均等だとか、年齢や性別で差別しないとか言われていても

それはやっぱり建て前と本音があるのだよねぇ。


彼女はやりたいことも、目指す仕事内容もしっかり持っているので

きっと縁を掴むことができると、私も信じています。

年齢という壁はどんなに高いスキルがあっても超えるのは大変だけど

彼女のキャリアとスキルと人柄を必要とする企業はきっとあるはず。

だから、次の蟹は就職祝いでほじりたいです。