岡本明才さんの『CAMERA』展を観て来ました


寒い一日でしたね。

雨も午前中は強くて冷たかった。

そんなお天気ですが、どうしても行きたかったので

新宿まで行ってきました。


新宿眼科画廊で行われている沢田マンションのグループ展。

高知の沢田マンションにも一度は行ってみたいのですが

なかなか実現してないです。

今回はその沢田マンションroom38という

自主ギャラリーの人たちのグループ展です。

中でも、岡本明才さんはこのギャラリーの主催をしつつ

とても意欲的で実験的なピンホール写真を発表し続けています。

ピンホール写真の可能性をどんどんいろんな方向から示しているんです。

今回もその岡本明才さんが展示するとあって行ってきました。


最初、二重露光かな?と思ったのですが、

ご本人から説明を受けて、ものすごく納得。

そして、もう、目から鱗。

あぁ、この発想と着眼、そしてそれを実現していくパワフルさ。



トランクぐらいの大きなピンホール箱を作って

地面に向けてピンホールからの映像を取り込み

暗く囲まれた箱の中の地面に写し出される上空の風景を

デジカメで写してます。

何でもない砂利道や、アスファルトのひび割れに

針穴を通してそれらの上空にある風景が写し出される。

決して肉眼では見えない世界、だけど地面にもし目があるとしたら

常に見ているだろう風景。

見えているのに見えていない風景を目の前に像として展示されている。



いや、もう、私の説明なんてどうでもいい。

とにかく、観に行って!

29日(水)までやってます。

時間は12:00〜20:00(最終日のみ17:00まで)

新宿三丁目駅E1出口からだと2分ぐらいです。



それと、ものすごく心魅かれたのが

谷口朋栄さんの『feeling』という絵画展。

版画に使う薄いクリーム色の紙にインク、アクリル、鉛筆などで

淡く滲んだ人物画なんだけど

その風合いと空気感が素晴らしく心地良かったです。

作品は買うことが出来なかったけど、

チャンスがあったら自分の部屋に飾りたいです。


とてもいい時間を過ごせました。

私の中でもやもやして掴みどころのない何かを

形にしたい!と、思いました。

(ただ、まだ方法はわからず。模索中)