磯原温泉へ


9月3日(土)〜週末の一泊二日で北茨城の磯原温泉に行ってきました。

今回は電車じゃなくてドライブです。

宿に行く前にあちこち寄り道。



最初に寄り道したのは西山荘

あの「この紋所が目に入らぬか〜!」で有名な水戸光圀

最後に隠居したところです。

まぁ、こういった施設はあんまり期待しない(苦笑)のですが、

予想以上に良かったです。

なんかね、この土地全体が気持ちが良かったの。

台風の影響でものすごい大雨が突然降ったり、

パーっと晴れたりしましたが、

この雨が緑と土とに良くて、

見た目も空気も静寂さも良かったんだわ〜。

家はとても簡素で質素な造り。




これは、裏門なんだけど近隣の庶民が出入りに使っていたそう。

表門よりもこちらの方が立派なの。

それが庶民を大切にしたという考えらしい。

ここから家までの階段の感じがとても良かった。





質素で簡素、とはいえ土地は広大。

竹林が雨に濡れて緑が輝いてきれいでした。





苔も雨に濡れると、きれいだよね〜。





こちらが突上げ門。





大きな池もあるし、公開されてない奥の方がまだまだあるみたい。

管理がしっかりしているんだけど、押しつけがましくなくて

そこがまたよかった。

侘び寂びがじんわり染み出るようなそんな空間。

桜や梅の時期にも良さそうです。





途中、水郡線と並行して走ったので

ちょっとだけ駅を見学。

うわぁ〜〜、水郡線、いいじゃないですか〜。

今度は電車で水郡線の旅をしたい。




んで、次は袋田の滝

実は初めて行きました。

日本の滝って、瀑布とはイメージが違うし

たいてい見られる場所から遠くて「ふーん」って感じなのですが

この日はとにかく連日の大雨の影響で、水量が違いました!

って普通の時を実際には見たことはないけど

観光写真とかと全然違うんだもん。

入口からトンネルを通って展望台に向かいますが

その時から「ゴーゴー」とすごい音が。

まさか、これ、滝の音じゃないよね?って思うほど。

で、展望台に入ったら、ドカ〜ンとこの景色!

どの人もみんな「わぁ〜〜〜!」と歓声を上げてました。

私ももちろん「わぁ〜〜〜!」ですよ。

水しぶきもすごかったけど、濡れたってどうせすぐ乾く。

大迫力でした〜〜!





で、この展望台ただのコンクリートの塊の部屋なんだけど

なぜか、ランプが洒落ていた。

すごくこのランプが良かったです。

無機質なコンクリートの部屋にこれ。





でね、袋田の滝は新しくエレベータまで作って

観瀑台なんていうのを作ったんですけどね、

申し訳ないけど、迫力では、この古い方の展望台の方が

断然上!ですよ。

新しいのは滝を上から見下ろす感じで

段々になっているのはわかるんだけど

目の前にドカーンと迫力は、やっぱり古い方。

てなわけで、新しい方では写真も撮らず(苦笑)。



んで、この日の宿は磯原シーサイドホテル

単純に夏だから海が見たいという理由で選びました。

シーサイドとはいえ、それほど海辺じゃないだろうと思っていたら

ホントに海辺。

窓の下はすぐ砂浜と海、波打ち際!

んで、台風の影響で大荒れの海!





震災の被害を受けていて、

この日は週末だったにもかかわらず、

宿泊客は、うち以外は2組だけ。

9月とはいえ営業的には厳しいだろうなぁと思いました。

お刺身と野菜(特に茄子)が美味しかったです。


ここは朝陽が名物のひとつなんですが、

まぁ、台風きてるし無理だろうな、と思っていました。

それでも一応日の出の時刻に目覚ましをかけ就寝。


目覚ましが鳴ってぼんやり窓を開けると

「すご〜〜〜い!!」と朝っぱらから叫ぶほどの朝焼け!

この写真がちょうど午前5時です。





その後、空も海もどんどん変化していく。

針穴の露光時間は16分。

その間にiPhoneで写真撮るまくり。






空と海を見てるだけで、飽きないです。

刻々と色が光が変化していく。





最後に太陽が昇ったのがちょうどこの磯原海岸のシンボル

二ツ島の後ろから!

この島も震災でずいぶん姿を変えたようです。

でもこうやって朝陽が昇ってきます。

明けない夜はない、それを信じたいです。





帰りには五浦の方を周ってみましたが

こちらの方はさらに震災の爪後が色濃くありました。

流されてしまった六角堂、休館中のホテル、旅館、美術館。

灯台がばっきりと折れてなくなっていて

それでも灯台として光を当て続けなければならないため

折れた灯台の隣に足場で櫓が組まれていて

そこに灯台のランプが回ってました。


少しでも被害のあった場所に

お金を落とせたらと思って行った旅行ですが

やっぱりいろんなことを考えてしまいます。

それでもその土地土地の人たちは

なんとかお客さんを呼び込もう、商売をしようと

一生懸命でした。

私には大きな力はないけれど

こうやって行ける場所には行って

少しでも何かの役に立てたらいいな、と思っています。


(追記)

針穴写真Upしました。


針穴写真さらにUpしました。


針穴写真またUpしました。