暗室作業

大好きな作業のひとつ、暗室作業。

自分ちでフィルム現像をするのも好きだけど

印画紙を現像液に浸けて30秒ほど過ぎたころ

じわじわ〜っと画が浮かび上がってくる瞬間を見られる

暗室作業が大好きです。


私の暗室環境はものすごく恵まれていて、

とても仲良くして下さっている

Kさんの事務所が暗室になります。

Kさんは私の写真全般での良きアドバイザーであり

暗室作業とモノクロの師匠でもあります。

(勝手に師匠と思っているだけですが<笑)


今回は9月20日〜の針穴魂で展示するものを

焼きましたよ〜。

たぶん、数枚まとめてモノクロを展示するのは、初めてだと思う。

こっそり展示したりしてたけどね。



紙はイルフォードのバライタ。

サイズは六ツです。

5点か6点焼き上げたかったのであまり無理しないサイズにしました。

いつも半切とか全紙とかのでかいのを焼いていたので

六ツは新鮮なサイズでした。





Kさんのところには引き伸ばし機も3台あります。

35mm専用とブローニ用と4x5もできる大判用。

今回は6x9フォーマットなので

フォコマート2cを使いました。

いろんな形のふりふり棒をその場で作って

覆い焼きをしたり、絞りを変えたり、時間を変えたりと

あれこれ試行錯誤して何枚も焼いて、

そのうちの1枚を選んで行きます。

まとめて展示するので

それぞれのトーンも合わせなければなりません。

まぁ、あれこれ試行錯誤するのも楽しいんですよね〜。

こればっかりは実際に体験しなきゃならない楽しさです。





バライタ紙はRCと違ってとにかく定着液に浸けておく時間と

水洗の時間をた〜〜〜っぷりとらなければなりません。

この時間をしっかりとっておかないと

乾いてから紙が茶色く変色してきます。

(経験済み<笑)




ま、そんなこんなで6点、展示できそうです。

自分としてはようやくモノクロを展示できるかな?

そんなレベルですが、上手な人から見たら

まだまだだな〜だと思います。

その辺、ご意見をいただけたらと思っています。


というわけで、針穴魂 第5回針穴写真展

『私の中の東京』ですよ。


たぶん、東京というテーマでまとまった展示ができるのは

これが最後じゃないかと思います。

やっぱり生活してないと撮れない空気ってありますね。

最近、実感してます。






私は9月20日(火)、23日(金)、24日(土)、25日(日)は

ギャラリーにいる予定です。

みなさんにお会いできるのを楽しみにしているので

お気軽に声をかけてくださいね。

お待ちしています。