霞んだ海を見に行った

土曜日よりもさらにあったかい気がする。

1月の末頃から花粉症の症状が出ています。

今のところは、鼻づまり。

医者でもらった薬も飲んでるけど点鼻薬が手放せません。

この後、目とか頭皮とか耳の穴の奥の方とかが痒くなる。

あったかいのはなんだか嬉しいけれど

冬のキーンとした寒さの方が好きだ。


久しぶりに西麻布へ。

ギャラリーイーエム西麻布で開かれている

兼本玲二さんの海の針穴写真を見てきました。

ものすごく大きなプリントと、普通に見やすいプリントの両方。

大きいのはホントに自分が海辺に立っているかのようです。

静かな波の音と、

足の裏を波が引いて行く時のしゅわしゅわとした感覚が蘇る。

インターネガにしたり、白い枠を出したりと、

まだ今だからできるアナログな技術的なことなど

いろいろお話しを伺えました。

とても良かったです。

ご本人在廊は、基本的には金・土・日のようですが、

写真展は20日までやってます。

この寒い季節に、南のあったかい海辺にぜひどうぞ。





そして、西麻布や広尾に行ったなら、ル・スフレは外せない!

昔はずいぶん混雑していたけれど、この日は時間が外れていたせいか

ガラガラでした。

高校生の頃、お店がここじゃないところにあった頃から食べていたので

30年近く食べていることになります。

お料理も食べられますが、食べたことない(笑)。

いつもスフレ。

スフレの専門店です。

たくさんの種類のスフレがあって、いつもものすごく迷うのだけれど

結局、いつもチョコレートになってしまう(笑)。

ふわっふわでほかほかのスフレ。幸せ。





広尾から日比谷線で八丁堀に出てJR京葉線に乗り換える。

前々から行きたいと思っていたふなばし三番瀬海浜公園へ。

京葉線二俣新町駅からなら歩けるかと思ったのですが

工場地帯の一直線の道路脇を歩いて行くのでつまらなさそう。

てなわけで、バスを待つ。

まぁ、名物の夕焼けは見られないでしょうけれど

こんな霞がかった日の海を見るのも好きです。

空と雲と水平線の区別がもやもやになってるの。

バスは、乗客私ひとり。誰も乗ってこないのでノンストップ。

まぁ、潮干狩りの時期は人も多いのでしょうね。


んで、海岸に出ると、潮の香り。

んで、また引き潮!

木更津の電柱が並ぶ海を見に行った時も引き潮だった〜と

思いました。




干潟なので、遠浅です。

潮が引いているならとけっこう向こうまで歩いていけます。

家族連れもかなり沖合の方でなんか遊んでます。

てくてく歩きだし、何枚か針穴してたら

水の音が変わりました。

ばしゃばしゃと沖合から水の音。

さっき砂浜だったところの半分ぐらいがもう水面下。

潮が満ちてきていることに気がついて、慌てて岸に戻りました。

あっという間に海が広がっていきました。





干潟だからなのか、潮干狩り用なのかわからないけれど

柵や杭や網などが海の中に半分ぐらい沈んでいく。





波打ち際の水は予想外にきれい。

本当は富士山も見えるらしい。

今日は、沖合の船すら霞の中。





ほの温かい砂浜に腰を下ろして、

静かな静かな波の音を聴く。

小さな波は断続的に寄せては返す。

ぼんやりかすんだ水平線と、雲の多い空を眺めながら

針穴したり、ただひたすらぼーっとしたり

いい時間をもらいました。



三番瀬、気に入りました。

また季節を変えて来たい。



帰りのバスも乗客は私ひとり。

途中の停留所から誰も乗ってこなかったので、

ノンストップで京成船橋駅まで戻りました。

三番瀬に行くのはこっちの駅の方が賑やかでバスを待ってる間も

怖くないですね。

次回はこっちのルートにします。