針穴自転車散歩


空に霞はかかっているが気温がいい感じなので

自転車で近所を針穴して回る。


最初に、銀座の写真弘社に現像上りを受け取る。

それからふらふらと、橋を中心に回っていった。


日本橋はすてきな欄干、ガーゴイルがいるのに

首都高が覆っているので写真に撮りずらい。

でも、何度か針穴で挑戦しているし

今日みたいに薄曇りは空と影の露光時間の差が少ないので

いつもよりうまくいくかも。





人形町を抜けて、箱崎を抜けて、隅田川に架かる橋で

一番大好きな橋、清洲橋へ。

何度見ても、どんだけ見ても、カッコ良くて飽きないな。





厩橋に行こうと思いつつ、裏道をふらふら。

小さなまっすぐの運河と首都高が並行しているのを見ると

シューっと吸い込まれて行きそうになる。





そうそう、日本橋の手前にこんな素敵なエントランスがあるビルが!

外観も古かったけど中もすてきに古い。

これは、入口のガラスにくっつけて撮った。





両国国技館の前を抜ける。

ものすごい数の報道陣。

幟はいつもと同じようにはためいているけれど

今後の相撲界はどうなるんだろう。

子供の頃から国技館でお相撲を見てきて

相撲部屋が近所にたくさんある環境にいて

町中で普通にお相撲さんが自転車に乗っている姿を見てて

お相撲は結構好きだ。

八百長、ガチンコ、いろいろ言われているけれど

そういえば、私はお相撲はスポーツと思ったことはなかったな。

お相撲は、お相撲。それ以上でも以下でもない感覚。

勝負事ではあるけれど、いわゆるスポーツとはちょっと違うと

勝手に思っています。

今でも。

できたら、これからもお相撲はあって欲しいけれど

どうなっていくのかな。

最近の、1つ噴出するとみんなで叩く風潮の前では

負けてしまうかもしれないな。




話をお散歩に戻そう。


厩橋は好きな橋の1つ。

今まで案外針穴してなかったことにこの前気がついて

今日はここも撮ってみようの1つ。

3つの波型とこの街灯が好き。

あと、厩橋から見る両国橋方向の隅田川を見るのも好き。

かなりの高さになっていて鳥になった気分で眺めらる。





駒形も撮ろうかと考えて、やめた。

でも、駒形橋東詰の信号から見るスカイツリー

家から見るよりずっと大きかった。





この日の夕暮はあんまり期待は出来そうもなかったけれど

どこでみようか考えて、できたら隅田川のそばがいいので

時間とか考慮して、大昔のドラマ「ロングバケーション」の

撮影地の堤防で見ることにした。

あのドラマ当時の風景は微塵もないけど、

川の流れと堤防は変わっていない。





案の定ほとんど赤くはならなかったけれど

肝油ドロップで夕暮れ時を針穴して、深川番所へ。

去年の夏、深川フォトセッションの中で個展をさせてもらったギャラリー。

今は、「絵になる漆」という展示をしています。

漆の平面作品です。

家にはけっこう漆器があって、ぬくもりとか触り心地とか好きで

その漆を器ではないものとして見せるというのに興味を持ちました。

作者の桐本さんもすてきな方でした。

見て良かった。13日までです、ぜひ、どうぞ。


最後にデニーズで甘いものを補給して帰宅。

やっぱり近所を針穴するのがすごく好きだと、

毎度のことながら実感した一日でした。





余談。

写真弘社でこの前の東京ゲートブリッジの現像上りを受け取って

ライトボックスの上から写真を撮ってみた。

ほるちゃんはいつものように手堅い写りをしてくれたけれど

リムジンは、予想を超えて面白いなぁ〜と思いました。

これ↓はリムジンのポジ。