偶然の積み重ね
大西みつぐさんとの出会いは偶然以外の何物でもなかった。
去年の9月ルーニィで「針穴魂」をやっていた時
たまたま大西さんがルーニィに立ち寄られました。
その時、たまたま当番で私がいた。
肝油ドロップ缶を見てとても面白がっていただき
名刺をいただいたので、私も名刺をお渡しした。
その住所を見た時に、深川近辺なんだな〜と記憶に残って
それが今回の『深川フォトセッション』の際に
思い出していただけ、声をかけてもらった
てなわけなんです。
今まで、何かが動く時
偶然の積み重ねが重なって重なって
気がつくとここまで動いていた、ということがよくあって
目に見えない縁というものを考えざるを得ない。
タイミングと縁って、何かが動くきっかけになるよね。
で、深川番所で打ち合わせをしてた時。
その日はすぐそばの川沿いで某放送局の生中継をやってた。
深川番所さんはスタッフの控室として場所を提供してたんですね。
なので、打ち合わせ中に入れ替わり立ち替わり
その番組のスタッフの人たちが出たり入ったりしてました。
その中の一人が、じーっと私の顔を見つめるのです。
あまり見られるので私も見たんだけど、覚えがない。
そのうち「まちがってたらごめんなさい、もしかして、○○?」
と、学生時代のあだ名を呼ばれました。
「はい、そうですけど....」と答えたのだけど
私にはその人が誰だか思い出せない。
そしたら「あぁ、そうか、禿げたオヤジじゃわかんねぇか」と
言われたんですね。
その言い回しと、肩のゆすり方を見て記憶が!
「え?××さん?」
「そーだよ!」
「きゃーーーーー!」と、思わず抱き合っちゃいました。
だって、25年ぶり?ぐらいだもん。
周りにいたスタッフの人たちも、ギャラリーの方もびっくり。
中学、高校と同じ演劇部の1つ上の先輩でした。
ひとしきり近況報告をして、お別れ。
このことは、たんなるすごい偶然!にすぎないのだけど
私の中で何かが動きだす時、
必ず懐かしい人との出会いがセットになってるんです。
先輩と偶然出会えたことはうれしいし楽しいけれど
それ以上に、この偶然は今動こうとしていることが
きっと良い方向であるよ、と教えてくれてるような
そんな気がして、背中を押してくれました。